読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

〜アナログゲームとは妄想の世界~

その妄想力が、新たな世界への鍵となる

【木馬と英雄】やってみた!<ボードゲームレビュー>


どうも!SLACK FACTORYのROMです!

 

今日は77spieleさんの【木馬と英雄】のプレイ感想でっす!
新たなる支配地を求め、また今日も戦いの場へ…。

~~~~~~~~~~~~~~~~

 ~~~~~~~~~~~~~~~~

~概要~

----------------------------------------------------
ゲーム名:木馬と英雄
プレイ人数:2 ~ 4人
プレイ時間:15~30分前後
価格:1800円
オススメ度:★★★★★★☆☆☆☆

手持ちのカードを場に置き、自分の陣地を広げていく。
カードに描かれた数字が大きいほど強い戦力を持ち、
最終的に縦列の数字の合計が一番大きなプレイヤーが
その土地を支配したことになる。そうして多くの砦を
獲得したプレイヤーが勝者となる。
----------------------------------------------------

 木馬と英雄パッケージ

 

~第一印象~

私、最近まで気づかなかったんですが、この作品は『77spiele』というところが制作した作品なんですね…。ゲムマ会場で購入したところがMogwaiさんのブースだった(委託販売していた)ので、すっかり勘違いしていました。皆さん知ってました?知っていたなら教えてほしかったです(八つ当たり)

それはさておき!この木馬と英雄はなんだか日本離れしたパッケージで、ゲムマ会場で「お?」と目を引かれました。「なんか木駒を動かして陣地を獲得する系かな~?」という勝手な印象を持ちながらパッケージの裏面を見ると…。

「内容物に木駒が一個もねぇ!」と勝手に驚いたことはまだ記憶に新しいです。ゲーム内容も私の好きなジャンルだったことと、値段もお手頃だったことからその場で購入を決断しました。


コンポーネント

木馬と英雄 内容物

このゲームはカードのみです。カードを縦横に広げていくためカードサイズは小さく設定されています。よく使われているポーカーサイズ(約63mm×約89mm)のちょうど半分の大きさです。

木馬と英雄 カードサイズ

とてもありがたい気遣いに思わず泣きそうになりました(泣いたとは言ってない)
また、小さいカードながらも必要な情報はハッキリと見やすくなっています。それだけでなく、非常に世界観に則ったデザインなのも好印象です。

 

~プレイ内容考察~

さて、今回私は二人プレイでゲームをしました。二人用でやってみた感想は「オセロのようなゲーム 」でした。あ、オセロより楽しかったですけどね!

そもそもこのゲーム、ルールが二つあるんです。
-----------------------------------------------------------------------
※2017/1/17追記<制作者 与儀さんからのご指摘>
⇒『記事中「木馬ルール」と「撤退ルール」が選択式ルールであるかのような記述がありますが、正しくは両方とも必須のルールです』とご連絡いただきました。私がルールを読み間違えていたことにより、誤ったご説明をしていたことをお詫びいたします。これ以降の記載は『どちらのルールも適用される』ものとして、記載を修正しております。
-----------------------------------------------------------------------
それは『木馬ルール』と『撤退ルール』です。

「そこは『英雄ルール』ちゃうんかーいwww」と心の中でツッコんだのは私だけではないはずです。どうでもいいですね、失礼しました。

順番にカードを置いていって、終わったら1列ごとにカードの数字を計算して、各列で一番合計値の高いプレイヤーが砦の描かれた土地カードを獲得して、最終的に砦の数が一番多い人が勝利、というゲーム。こうして概要だけ書くとものすごくシンプルなゲームに見えますね。実際シンプルなのですが、思いのほか奥が深くて面白いです。

 

<基本的なルール>

まず戦場となる盤面を作ります。これは土地カードと呼ばれる砦の絵が描かれたカードを並べることで作られます。

木馬と英雄 土地カード

この土地カードを裏向きでバラバラに混ぜます。この時、カードの上下もバラバラになるように混ぜます。理由は後述しますね!そして混ぜ終わったら表向きに横一列で並べていきます。すると、当然のように絵柄がひっくり返っている土地カードがありますね。こいつらはカード5枚分空けてそのまま下にズラします。なんで?って思いますよね。それはですね…。

木馬と英雄 イメージ

 プレイヤーは手札である兵士カードというものを順番に場へ置いていきます。そして、縦の列で見た時にカードの合計値が一番大きいプレイヤーが、その列の土地カードを獲得できます。しかし、もし合計値が同点だった場合、土地カードの一番近くにカードを置いたプレイヤーの勝ちとなるため、カード配置が固まらないように土地カードを上下に分けているのですね。

カードを置く順番に特に決まりはありません。エリア内であればどの場所から置いても大丈夫。しかし、先ほどのルールを聞く限り「ぜーんぶ砦付近にカードを置いたほうが有利じゃん」となるのですが、そうならないようにする工夫がもう一つ。
それがこの『最大領域カード』です。

 木馬と英雄 最大領域カード

こいつのおかげでゲームの幅がグンと増しています。これは自分の色のカードが縦か横に連なって一番大きな領域(一番カード枚数が多く繋がっている)に配置したプレイヤーが砦2つ分の土地カードを獲得することが出来ます。このカードがあることで「あそこの列に数字を増やしたい。けど、ここに置かないと相手に最大領域を持っていかれてしまう」というようなジレンマが生まれます。いやー賢いですなぁ…。

賢いと言えばもう一つ!スタートプレイヤーの決め方です!

最初に自分のカードから一枚選んで出して、数字の大きいプレイヤーがスタートプレイヤーになるのですが、そこで出したカードはゲームから除外します。つまり、スタートプレイヤーになったはいいが、大きい数字のカードが相手より少なくなるということに。この手のゲームでよくある先攻有利(もしくは後攻有利)みたいなアドバンテージがあまり発揮されないように配慮されています。初プレイの時は最大の『14』をい出して「いぇーい先攻だぜー!」ってテンション上がったのも束の間、「え!?14捨てなきゃいけないの!?」ってなったもんです。

 

<木馬ルール>

さてさて…基本的なルールはこれぐらいにして、次に『木馬ルール』のご説明!
木馬ルールは上記のルールに加え、【ゲーム中、各プレイヤーは2枚(2人プレイの場合は3枚)までカードを伏せて場に出すことが出来る】という縛りがあるのです。
え?これだけかって?これだけです。なーんだって思うでしょ?私も思いました。ところがこの『伏せカード』まじで厄介なんすよ。

というのも、実は各プレイヤーは1枚だけ特殊効果のあるカードを持っています。それは『1』の英雄カード。

木馬と英雄 英雄カード
縦列の数字の合計で争うわけですから『1』そのものはもちろん大した力にはなりません。しかし、こいつの効果で展開がひっくり返ることも多々あります。
英雄カードは、そのカードと斜めに接しているカードの数字を倍にします。あ、もちろん自分のカードのみですけどね。英雄は周りの戦士たちを鼓舞し、士気を高めたのです。英雄だからこそ成せる技ですね!

これによって小さな数字を配置した場所でも強くすることが出来ますし、元々数字の大きいカードと組み合わせて配置したなら、その場所は確固たるものになるでしょう。


ここまでの情報をまとめると…
 なるべく砦の近くに置きたい
 最大領域を取られないように(もしくは取るために)置かなければならない
 相手の英雄カードを邪魔するように(もしくは自分が英雄カードを活かせるように)置かなければならない
といった具合にあれもこれもと悩まされるわけです。

ここに伏せカードが入ってくるのです。
「今相手が伏せて置いたのは英雄カードかもしれない。であれば、斜め上に大きい数字のカードを置かれると危険だ。阻止せねば!」と、本当に英雄かどうかもわからないカードに悩まされるのです。ミスリードで無駄な一手を打たせたり、ミスディレクションとしても使えたりするのですね。木馬ルールではこの『伏せカード』をいかに有効に使えるかがポイントになってきます。


<撤退ルール>

そして次に『撤退ルール』についてです。
基本的に縦5枚、横6枚の計30枚分のエリア内で好きな場所に置けます。しかし撤退ルールでは【いずれかの列で5枚目となるカードを設置した場合、それを最後にゲームから抜けなければならない】という縛りがあります。これもまた厄介でしてね…。

そもそも5枚目が置けないということは、各土地カードの勝敗は4枚のカードで判断されます。二人プレイの場合、必ず交互に順番が来ますので、相手が2枚立て続けに一つの列に置けたなら、そのあとすぐ1枚置き返しても、4枚目を置かれてもう手が出せなくなってしまいます。つまり、相手が先攻だとして、ある列に1枚目のカードを置かれたなら、すぐさまフォローするように2枚目となるカードを設置していかなければならないのです。そうしながらも最大領域のカード配置は気にしなければなりませんし、英雄カードの使い所を見定めなければなりません。

また、4人プレイの場合はさらに頭を悩ませる展開となります。回ってくる順番や土地カードの配置によっては狙い所が大きく変わってくるからです。

 

こうして、ほんの少しの『縛り』で面白い!と感じるゲームは、なんていうか感心してしまいます。どうやったらこんなゲーム思いつくんでしょうね…。
インストも簡単で、プレイ時間も長くないですのでオススメです!ついついリプレイしちゃう作品の一つです!

また、個人的には2対2のチーム戦も面白そうだなと思いました!
2人ずつに分かれ、赤と青のカードを二組に分けることで、相手がどこに何を置くか、伏せカードを使うタイミング、その伏せカードは一体何なのか…。お互いの意思疎通が試される展開になりそうで、面白そうじゃないですか?

「そこじゃないだろー!!」って口論にもなりそうですが、そこは仲良く…ね?

 

 

 

ということで、木馬と英雄のレビューは以上です!

 

<追記>

このゲームをプレイしたことのない友人にルールを読んでもらいました。が、やはり友人も二つのルールは別のルールとしてプレイするものだと勘違いしてしまったようです。私も改めてルールを読み直しましたが、『ルール』と名の付くものが二つ出てきた時点で『どちらかのルールを適用してプレイする』という錯覚に陥っていたようです…。改めて言いますが、木馬ルールと撤退ルールはどっちも必須ルールですからね!

 

まぁ今回は制作者ご本人様から直々にご指導いただけて、ありがたいやら恥ずかしいやら…。とりあえず、次の休みは早速二つのルールを入れて遊んでみたいと思います。

 

今回の教訓

ルールはしっかり読もう!!


ではまた!