〜アナログゲームとは妄想の世界~

その妄想力が、新たな世界への鍵となる

【中学レベルの英語力でも出来た海外ボドゲのルール和訳】<Rattle bones> 其の弐

 

どうも!SLACK FACTORYのROMです!

 

前回に引き続き、今回は初めて和訳した体験を書いていきたいと思います。

ちょっと前回はふざけ過ぎたので今回は真面目に書きますね……。

 

↓前回の記事はこちら↓

 

自分で和訳にチャレンジしてみようと決意をして、まず思いついたのは『全文を翻訳サイトに突っ込んでみる』でした。

和訳にチャレンジすると言いながら、この時点ですでに私は何もしていないんですけどねwww

 

最近の翻訳サイト、特に『Google翻訳』がすごい!という噂を聞きつけたので、まずはここから試してみようと思いました。

 

なんでも、直接文章を打ち込まなくても画像や文書ファイルから読み取ってくれるらしいじゃないですか!

ならばと思い、まず実行したのは『英語版ルールPDFをGoogle翻訳にぶち込んでみた』です。これで出来たら簡単過ぎて、今後 海外ボドゲに手を出しまくることでしょうね。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

  • まずルールのPDFをダウンロードします。
  • 次にGoogle翻訳を開きます。
  • 【ドキュメントを翻訳】をクリックします。

    f:id:SLACKFACTORY:20170227003448p:plain

  • 【ファイルを選択】からPDFファイルを選択します。f:id:SLACKFACTORY:20170227003459p:plain
  • 【翻訳】をクリック

    f:id:SLACKFACTORY:20170227003516p:plain

  • 出来上がり♪

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そしてそして!翻訳されたものがこちら!

f:id:SLACKFACTORY:20170227003531p:plain

 

すげぇぇえええええ!!!!!!!

 

もうすでにそれっぽいじゃないですか!

てかこれで大体わかるんじゃね?もうプレイいけるんじゃね!?

 

テンションのあがった私は早速翻訳された文章を読み始めます。

 

が、しかし……。

さすがにこのままでは無理だとすぐに悟ることになります。

 

 

突然ですが臨時ニュースです。

翻訳珍回答をランキングにしました。一部抜粋してご紹介いたします。

 

◆第3位◆

【180アクション多様な能力の死ぬ側 (各15種類)】

いやいやいやwwww

多様な能力の死ぬ側ってなんぞ!?しかも各15種類ってそんなに死に方があるの!?

どゆことなのぉぉおおうぅ

 

◆第2位◆

【株式のためのネクタイ】

シンプルに「どんなネクタイやねんwww」と言いたい

 

◆優勝◆

【その選手が勝つ。 ネクタイはほとんどが壊れている】

そんでネクタイ壊れてるんかーいwwww

 

 

――おわかりいただけただろうか……。

このままではとてもゲームをする状況ではない。インストで笑い死んでしまう可能性すらある。

ちょっと言い過ぎました。

上記は極端な例ですが、とにかくよくわからない日本語が散見されます。まぁこれで完璧になるとは思ってなかったですけどね。思ってなかったけど、ちょっと残念……。

 

気を取り直して改めて違和感のあるところを探してみます。

すると文章がわけのわからないところで分断されていることがわかりました。

理由はすぐにわかりました。

 

『改行』です。

 

PDFでは様々なイラストなども含めて説明されています。その為、文章は限られたスペースの中に収まるよう文章の途中で改行されて書かれています。つまり、そこで一旦文章として区切られてしまうのです。

 

これは困りましたね。Google翻訳先生のポテンシャルが発揮されていない状況です。

 

このままでは意味のわからない日本語に翻弄されそうなので、いったん英文を整えてから翻訳し直す必要があります。

 

そこで次に行なったのが、【改行位置の調整】です。

ただひたすら改行の位置を調整していくだけです。

 

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  • まずPDFから文章の全文をコピー
  • Wordなどにテキスト貼り付け
  • 文章の途中で改行されている箇所を探す
  • 改行位置が『.(ピリオド)』の後ろになるように修正
  • Wordを保存し、再度翻訳する
  • 出来上がり♪

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文章の頭が小文字だったり、文章の終わりにピリオドがないものなどを確認するだけですので、そんなに難しくはありません。

ただし、見出しとなる部分で「改行されるべき箇所」などはピリオドがないですので、そこは注意が必要です。

 

さてさて、どうなったかな!

 

――ふむふむ。

 

 

なるほど、改行によってブツ切り感満載だった箇所はちゃんと文章として翻訳されているようですね!

ただ、まだ読みづらい……。そもそも文章的に意味がわからない箇所がまだまだあります。

 

例えば先ほども書いた「180アクション多様な能力の死ぬ側 (各15種類)」は改行云々が問題ではないですし。

一切出てこないはずの「ネクタイ」がチラホラ出てくるし。

 

恐らくですが、単語単語が文脈に沿わない訳され方をしているのかもしれません。

これはどうしたものか……。

 

 

とりあえず訳のわからない単語を原文から調べてみることに。

 

~其の壱【死ぬ】~

文章を読み進めるとやたらと色んなものが死んでいきます。

まずは先ほどの「180アクション多様な能力の死ぬ側 (各15種類)」の原文を見てみることにしました。

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【180 Action Die Sides of varying abilities (15 each type)】

 

おっふ……思いっきり【Die(死ぬ)】って書かれてますね。

でもイラストを見る限り、これはサイコロに取りつけるやつの説明をしている感じです。

 

――もしかして、「Die」って、【Dice(ダイス)】のこと??

と思い、早速検索してみると……

 

あった!ありました!

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やっぱり「Die」はサイコロのことを指しているようです!

このゲームはサイコロがメインですから、あちこちの文章で「Die」と出てきます。

最新の翻訳技術はやたらめったら殺したがるのかと思って焦りましたが、そういうことではなかったのですね。納得。

 

~其の弐【ネクタイ】~

こいつもチラホラ見かけました。ネクタイなんてゲームに出てこないはずなんだけど……。

こちらも原文を確認します。

【That player wins. Ties are broken by most gold + stars + stock tickets.】

 

なるほど、「Ties are broken」でネクタイが壊れているとなっているわけですね。

Ties are brokenってもしかするとスポーツとかで出てくる「タイブレーク」とかいうやつかしら?

つまり……『同点』ってこと??

 

だとすると、【同点ならお金 + スター + ストックチケットが多いプレイヤーの勝ち】って意味じゃね!?

 

俺SUGEEEEEEE!!

 

完璧だ!まず間違いない!

いける、いけるぞぉぉおおお!!

 

てなわけで、私が次にしたことは【原文の添削】です。

 

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  • よくわからない文章を単語ごとに調べる
  • 誤訳されてしまう単語を正しく変換されるよう修正

 (例:「Die」⇒「Dice」)

  • 直した文章を保存し、再度翻訳する
  • 出来上がり♪

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先ほどのように単語が文脈に沿わない訳され方をしている箇所については調べてみたらわかるケースがほとんどでした。また、一ヵ所理解すると同じように翻訳されているところも芋づる式にわかるようになります。

 

直しようのない箇所は前後の文章を読んで意味を補完していきます。これが難しそうに感じますよね。

でも実は、この時点でゲームの全体像についてはほぼ理解出来てしまいました!

 

(変な文法になっているとは言え)日本語で読んていることで、意味を補完すること自体は特別難しいと感じることなく出来てしまいました。

 

残すは文章の言い回しなど細かな修正です。

ここに至っては最早【変な日本語】⇒【違和感のない日本語】に文章を整える作業です。

 

例を出してみます。

下記の文章はサイコロを振って【STOCK】という目が出た時の処理についてです。

 

◆原文まま◆

-----------------------------------------------------------------------

STOCK – The player takes a stock ticket from the supply.

There are 5 in the game. When all are taken, score them.

The player who has the most stock tickets earns 10 pts.

2nd place earns 5 pts.

-----------------------------------------------------------------------

 

◆翻訳したまま◆

-----------------------------------------------------------------------

STOCK -プレイヤーは、電源からの在庫チケットを取ります。

ゲームには5つあります。すべてが取られたら、それらにスコアを付けます。

最も多くの株式を持っているプレイヤーは10ポイントを獲得します。

2位は5ポイントを獲得する

-----------------------------------------------------------------------

 

なんとなく言いたいことはわかりましたよね?

どうやらSTOCKが出たら、5つあるという何かを貰えて、それを一番多く持っていたら勝利点を獲得できるようです。

 

なんとなくわかるにはわかるのですが、違和感がスゴイですね。これを単語を調べたりしながら整えていきましょう。

 

◆The player takes a stock ticket from the supply.

【プレイヤーは、電源からの在庫チケットを取ります。】

 

「from the supply」が「電源から」と訳されています。

「supply」は直訳で「供給」や「補給」といった意味があるようです。ここはボードゲームをされている方の経験値にも寄りますが【サプライ】ってなんとなく【横に置いておく在庫のようなもの】ってイメージありません?

私はそんなイメージがありました。なので私は無理に日本語にはせず、そのまま「サプライ」と表記することにしました。必要であれば「準備段階の説明」ぐらいで「使用しないアイテムは各プレイヤーの手の届く場所に置いておきます。その場所をサプライと呼びます」と定義づけてしまってもいいんじゃないでしょうか。

 

次に「stock ticket」ですが、そのまま「在庫チケット」となっています。なんとなくカッコ悪いのでこれも「ストックチケット」と表記します。

 

後は好みで表現を変えつつ、下記のような感じに。

【プレイヤーはサプライからストックチケットを得ます。】

 

うん、悪くないですね。これなら<だれが><どこから><何をする>のかがわかります。

 

しかし、<いくつ>取っていいのかがわかりません。上記の翻訳結果には個数の記載はありませんが、原文を見ると「a stock ticket」と書いてあります。つまり取っていいのは1つ」ということになります。

 

ってことで修正すると、こんな感じ!

【プレイヤーはサプライからストックチケットを1つ得ます。】

 

いい感じですね!!

この調子で次もやっつけてみましょう!

 

◆The player who has the most stock tickets earns 10 pts.

【最も多くの株式を持っているプレイヤーは10ポイントを獲得します。】

 

あれれ?急に現れた「株式」ってなんぞ??

調べてみると、「Stock」は「株式」って意味らしい!

なーるほど!つまり「Stock ticket」って「株券」のことね!

 

そこの謎さえ解ければあとは簡単。

「最も多くのストックチケットを持っているプレイヤーは10勝利点を獲得します。」

 

ってことですね!

あとは ですます調を整えたり、言い回しを変えたりしつつ……

完成した文章がこちら!!

◆修正後◆

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STOCK -プレイヤーはサプライからストックチケットを1つ得ます。

(ストックチケットは全部で5つあります)

5つすべてがサプライから取られた時点で、対象プレイヤーはすぐに

勝利点を獲得します。

・最も多くストックチケットを持っているプレイヤー … 10点

・次に多く持っているプレイヤー … 5点

-----------------------------------------------------------------------

 

だいぶ雰囲気が変わりましたね!

ここでは後に続く文章について書いていませんが、この後にも「チケット数が同数だったプレイヤーは○点」とかの点数についての補足が続いていました。

 

翻訳された通りの文章である必要はありません。むしろ、意味を理解して、わかりやすい文章に再構築したほうがよっぽど読みやすくなると思います。また、その作業は日本語を読んで日本語に直すわけですから、英語力はなくても大丈夫です!

が、ここが一番時間のかかる作業になるでしょう。

 

なぜなら……

ニホンゴ ムズカシイカラネ

 

 

さて、いかがでしたでしょうか。

中学レベルの英語力でもルール和訳出来たでしょ??

ちなみに私はRattle bonesを和訳するのにだいたい4時間ぐらいで出来ました。

ちょっと頑張るだけで、海外ボドゲが出来るのなら安いもんです!!

 

あと、今回初めて和訳してみて思ったことがいくつかあります。

 

まず、『初めての和訳がRattlebonesで良かった!』ということ。

というのも、このゲームは一度各マークの意味を把握してしまえば、ほとんど言語依存しません。つまり、ルールだけ和訳してしまえばすぐに遊べたのです。

 

これが『各カードに効果やアクションなどが書かれている』ゲームだったらどうでしょう。一つ一つのカードを和訳するのはもちろんのこと、ゲームを滞りなく進めるためにはその和訳をシールにしてカードに貼って……という作業も必要になってくるでしょう。

初めての和訳でそこまではちょっと……、となればそういったゲームは避けた方がいいのではないでしょうか。が、どうしてもやりたいならやってやれないことはないでしょう!

 

次にGoogle翻訳』すげぇ!ということ。

原文をある程度正しい形に整えた上でファイルを突っ込めば、とりあえず言いたいことが伝わるレベルで翻訳してくれます。こいつがいなかったらマジで途方に暮れていたことでしょう。

 

というのも、他の翻訳サイトにも全く同じ文章を突っ込んでみましたが、まるで違いました。

Google翻訳先生の方が圧倒的にわかりやすかったです。

 

他にも色々とありましたが、あとは皆さんが和訳して楽しく遊んでみていただければと思います!

海外ボドゲへの敷居がかなり下がった素敵な経験が出来ましたとさ

 

 

何か間違っている点や質問などありましたらツイッターからでもDMください!!

 

ではまた!